お金を借りたい人と貸したい人をマッチング
ソーシャルレンディングとは、
P2P金融(Person to Person)や金融オークションと言われていますが、
例えば、
とあるソーシャルレンディングサイトにおいて、
Aさんが引越し資金のために20万円を金利8%で借りたいと募集をかけたとします。
すると、
- Bさんが8%
- Cさんが6%
- Dさんが7%
という条件で、Aさんにお金を融資するという提示をしました。
では、
誰がAさんに融資することに決まったでしょうか?
正解は、
ソーシャルレンディングサイトのオークション形式により、
一番金利を安く提示したCさんがお金を融資することに決まります。
というように、
個人で「お金を借りたい人」と「貸したい人」を結びつけるのが、
ソーシャルレンディングというものです。
新しい「融資」と「投資」の形
これまで、私たちがお金を借りるとなると、
住宅ローンなどであれば銀行を利用すると思いますが、
小口の融資の場合は、消費者金融やキャッシングを利用するしかありませんでした。
しかし、消費者金融業界において、
貸金業法が改正されたり、過払い金請求が相次ぐなどして、
キャッシングの審査が厳しくなってしまった現状があります。
返す充てはあるが、お金を借りたくても借りられない。
そんな方のニーズを満たすために、ソーシャルレンディングは、
新しい融資の方法として注目されているところです。
また、銀行の0.01%という金利にうんざりしている方などを中心として、
お金を貸したい側にとっても、
新しい少額投資の場所として、
ソーシャルレンディングは非常に注目を集めています。
日本のソーシャルレンディングは基本的に匿名
インターネットのブログやホームページで、
個人でも氏名や顔写真を公開することが、
当たり前となっている海外では、
ソーシャルレンディングサイトにおいても、
自分の経済状況を、実名かつ顔写真入りで公開し、
貸し手に対して、融資の正当性や緊急性をアピールしています。
しかし、日本ではどうでしょうか?
ネット上で、実名や顔写真を公開しているのは、ごくわずかの人たちのみ。
Mixi(ミクシィ)においてさえも、実名公開するのに気がひけるというのに、
どうして、「お金を借りる」という、あまり周囲に知られたくないことで、
実名や顔写真をできるのでしょうか?
ということで、日本のソーシャルレンディングサイトにおいては、
匿名でオークションに参加できます。
そこは、海外と日本の違いをきちんと吸収し、各サイト使いやすいように修正しているようですね。
だからといって、匿名でお金を融資してもらったり、
投資できるというわけではありません。
ソーシャルレンディングサイトに登録する際には、
割と厳しい身元確認が行われます。
「匿名で」というのは、あくまでネット上でオープンされる情報に関して。
ということになります。
貸し手(投資側)デメリットは?
借り手にとってみれば、よりお金を融資してもらう選択肢が広がる。
というメリットがあるソーシャルレンディングですが、
貸し手に(投資側)にとってすれば、
きちんとデメリットを把握し、リスク管理する必要があります。
確かに、貸し手が1人に対して融資できるのは、
20万円と小口となっていますが、
1件貸し倒れとなってしまえば、
それを取り返すのに、どれくらいの時間と労力が必要になるでしょうか?
今まで投資で利益が出た方も、
一気にその利益が吹っ飛んでしまいます。
これに対しては、ソーシャルレンディング側で、
借り手の収入に一定の基準を設けたり、他で多重債務に陥っていないか?
などの借り入れ状況もきちんと調べるという対策が取られるようです。
今後、日本でソーシャルレンディングが定着するかどうかは、
借り手と貸し手の双方が、
いかに、安心を感じる市場を形成できるか?
ということにかかってきそうです。
【日本にソーシャルレンディングの口火を切った「マネオ(maneo)」社長のインタビュー動画】

